本1冊でエリザベス女王に歯向かったマルサスとは?

・マルサスとは?

A.『人口論』という超有名な本を書いた人物。

彼はこの本の中で「エリザベス救貧法ってマジで最悪!」といった主張をボロクソにしている。

マルサスの主張を知るためにも、まずはエリザベス救貧法について学習しましょう。

・エリザベス救貧法とは?

時は1601年、絶対王政まっただ中のイギリスで事は起きる。

当時は貧民がたくさんいたため、彼らを何とか救おう!という試みが始まった。

具体的には貧民を救う税金をかけ(救貧税)、集めた税金を老人や身体障害者に配り援助した。

これがエリザベス1世の時に行われた事から、エリザベス救貧法という。

・マルサスがボロクソに言ったわけ!

「エリザベス救貧法めっちゃ良いじゃん!」と思った方、結構いませんか?

ほいくんは普通に救貧法賛成派ですが、マルサスの主張もとりあえず聞いてやってください。

マルサスが人口論で言いたかった事を簡単にまとめると~

「人口の増え方と食料の増え方は異なる」という事。

マルサス曰く、人口はかけ算(幾何級数的)で増えていくのに対し、食料は足し算(算術級数的)で増えていく

つまり食料が人口に追いつかなくなるから、国は貧民を救済する前に食料を何とかするよう働きかけないとダメ!という事。

ぶっちゃけ「貧しいのは貧民自身の責任で、国には関係ないでしょ!」という事をマルサスは言いたかったわけですね。

過激な事を言ってるように聞こえますが、マルサスもマルサスなりに貧民を救いたかったからこそ、誰も言わない的を付いた意見を言ったんじゃないのかな?とほいくんは思うのであります!

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