皆さんは、小さなお子さんや園児たちと触れ合った際、以下のような体験をした事はありませんか?
何を質問してもYes!と答えてくる
例えばお肉の写真を見せながら「これは野菜?」と聞くと、「うん」と答える。
また他の例では、ネコの写真を見せながら「これは犬?」と聞くと、「うん」と答える。
実はこれ、幼児の肯定バイアスといって、2歳~4歳にかけての子ども達に見られる現象です。
なぜそんな事が起きるのかというと、マシュマロ実験の記事で出てきた複雑反応抑制が関係してきます。
分かりやすくいうと、多くの子どもは「楽な答えを言おう!」とふるまってしまうわけです。
楽な方に脳が反応してしまう!
2歳~4歳の子ども達にとってみたら、質問された事を考えるより、適当に「うん」と答える方が楽なので、仮に答えが分かっていたとしても、こちらの質問に「うん」と答える機会が増えるわけですね。
この幼児の肯定バイアス、2歳~4歳の子ども達にとっては、割と普通な反応ですが、これが成長してもず~っと現れるのであれば、コミュニケーションは成立しません。
では幼児の肯定バイアスが見られる子ども達に私たちは、どのように接していったら良いのでしょう?
考える事の大切さ!
それはズバリ我慢のトレーニングをさせる事です!
ここでいう我慢とは、大人が無理やり強いる我慢ではありません。
日常生活において考える場を設けようという意味です!
また幼児の肯定バイアスを知る事で、成長の過程にある幼児に、より的確な対応が可能となるので、知らなかった人はこの機会にぜひ覚えてみてください♪
僕自身、大学での講座を受けるまで幼児の肯定バイアスを知らなかったので、忘れない内に記事にできて良かったです(笑)