いきなりですが、以下の人名、読めますか?
呉 文聰
実はこの人、くれ あやとしといって、福祉関係の分野で登場する人物です。
保育士試験ではまず出ないであろう人物ですが、今回はそんな呉さんについて簡単に学習していきます!
国勢調査の生みの親!
ずばり結論ですが、呉さんは国勢調査の必要性を唱えた人物です。
実は彼、日本を代表する統計学者の一人で、統計学に関する実績をたくさん残しています。
例えばイギリスの統計学会の論文を紹介したり、自ら統計学の論文を書いたりする等、その内容は本当に様々です。
そんな彼が国勢調査の必要性を説いたのは、資本主義において貧困は構造的な問題があると認識したからです。
つまり貧困を解決する事が資本主義の発展に繋がると考えたからこそ、彼は国勢調査を行ったわけですね。
ただし呉さんが生きた時代は明治時代。
国勢調査という言葉は無かったため、当時は貧困調査という名で調査を行っていました。
ちなみに彼は1894年に『貧困調査の必要』という本を書いています。
呉 文聰という読み方は覚えなくていいので、どうか本のタイトルだけでも覚えて帰ってあげて下さい( ;∀;)ノ
確認テスト!
1.[呉 文聰]の読み方は?
( )
2.彼に関係のない事柄を1つ選べ!
A:農協の土台を作った人物
B:統計学者
C:貧困調査を行った
D:東京は青山生まれ
3.時代の古い順に並べ替えなさい!
A:石井亮一が滝乃川学園を設立
B:呉 文聰が『貧困調査の必要』を著す
C:留岡幸助が家庭学校を開く
D:野口幽香が二葉幼稚園を建てる
( → → → )
確認テスト~答え!
1.[呉 文聰]の読み方は?
( くれ あやとし )
2.彼に関係のない事柄を1つ選べ!
A:農協の土台を作った人物(例の大原さんでしょw)
B:統計学者
C:貧困調査を行った
D:東京は青山生まれ
3.時代の古い順に並べ替えなさい!
A:石井亮一が滝乃川学園を設立(1891年/明治24)
B:呉 文聰が『貧困調査の必要』を著す(1894年/明治27)
C:留岡幸助が家庭学校を開く(1899年/明治32)
D:野口幽香が二葉幼稚園を建てる(1900年/明治33)
( A → B → C → D )