保育の心理学の中で、古典的条件付けとオペラント条件付けの2つを目にした人は多いはず!
僕自身もこれまで様々な教材で、これら2つの条件付けを目にしてきました!
ただこれら2つって、意外と違いが分からない!って感じじゃないですか(笑)?
またまた僕なりにまとめてみました♪
先行オーガナイザー
古典的条件付け
レスポンデント条件付けともいう
パブロフの犬の実験が有名
無条件刺激と無条件反応がキーワード
オペラント条件付け
道具的条件付けともいう
スキナーのネズミを使った実験が有名
報酬や罰を与える点がキーワード
古典的条件付けとは?
いきなりですが、写真のレモンを思いっきりかじるシーンを想像してみて下さい!
すると、勝手に唾液が分泌されますよね?
この時、レモンを無条件刺激と言います。
一方で、口の中に唾液が広がった反応を無条件反応と言います。
無条件な刺激に対して無条件に反応してしまう!
これが人間や動物に備わっている事を理論化したのがパブロフです。
パブロフはこの事を以下の過程で発見しました。
①犬にエサを与える
②ベルを鳴らした後に、犬にエサを与える
これら①・②の流れを踏んだ犬は、最終的に、ベルの音が鳴るだけで唾液を分泌するようになります。
「ベルが鳴るとエサを貰える!」と学習したからです。
このように無条件刺激(エサ)と無条件反応(唾液の分泌)にベルの音を加える事で条件反応が起きることを、古典的条件付けと言います。
オペラント条件付け
一方でオペラント条件付けは、報酬や罰を用いて学習するものを言います。
スキナーがネズミを使って、以下のような実験をしています。
①レバーを仕掛けた檻にネズミを入れる
②レバーをネズミが偶然押すと、エサが出てくる
③ネズミはレバーを積極的に押すようになる
古典的条件付けと違う点は、ネズミが自ら行動している点です。
レバーに触れた時は偶然の行動でも、次第にネズミの行動によって、エサという報酬がゲットできる仕組みとなっています。
このように自らの行動が報酬に繋がるものを、オペラント条件付けと言います。
負のオペラント条件付け
オペラント条件付けには、罰による学習もあります。
例えば僕は、冬場の車が大嫌いです。
その理由は静電気にやられるからです(涙)
①車のドアに触れる
②ビリっと静電気が走る
③次から恐る恐る車のドアに触る
このようなステップを踏んだからこそ、僕は冬場の車に乗る際は、慎重に慎重に乗るようになりました。
これはスキナーのオペラント条件付けにより、僕の行動が抑制された事を意味します( ;∀;)ノ
確認問題!
1.古典的条件付けを理論化したのは誰?
( スキナー / パブロフ )
2.オペラント条件付けを理論化したのは誰?
( スキナー / パブロフ )
3.犬の実験で知られるのは誰?
( スキナー / パブロフ )
4.スキナーの条件付けで用いられる檻の名前を別名、何ボックスというか?
( スキナーボックス )
5.道具的条件付けと言われるのは?
( 古典的条件付け / オペラント条件付け )
6.自発的な行動により形成されるのは?
( 古典的条件付け / オペラント条件付け )
確認問題~答え!
1.古典的条件付けを理論化したのは誰?
( スキナー / パブロフ )
2.オペラント条件付けを理論化したのは誰?
( スキナー / パブロフ )
3.犬の実験で知られるのは誰?
( スキナー / パブロフ )
4.スキナーの条件付けで用いられる檻の名前を別名、何ボックスというか?
( スキナーボックス )
5.道具的条件付けと言われるのは?
( 古典的条件付け / オペラント条件付け ← ネズミの実験でレバーといった道具を使うため )
6.自発的な行動により形成されるのは?
( 古典的条件付け / オペラント条件付け ← たとえ無意識でも自らの行動でレバーに触れたり車のドアに触れたりするため、自発的な条件付けと言える )