昨夜、生放送をしていた際
ホスピタリズムに関する記述に出くわしました。
ホスピタリズムといえば
施設等で育った子どもに見られる発達上の症状を指す言葉で
この事から施設病という名前でも知られています。
そんなホスピタリズムについて有名な日本人が
僕のチャンネルでおなじみの堀文次さん!
ホスピタリズムの【ホ】と堀文次の【ほ】が一緒♪
みたいな感じで関連付けていた彼ですが、
彼は1950年、ホスピタリズムに関する論文を発表し
その後、色んな論争を巻き起こした人物として知られています。
ではここで問題です!!
ホスピタリズムを日本に広めた人物は堀文次ですが
ホスピタリズムを提唱したのは誰?
この問題に昨夜の僕は答えられませんでした。
自分の中で、ホスピタリズムを提唱したのは堀文次と
インプットしていたため、全くこの問題の答えが分かりませんでした。
それでは正解の発表です!
実はホスピタリズムの提唱者こそが
タイトルにあるスピッツです!
あの歌手グループのスピッツではなく
ウィーン生まれの精神分析家が答えです。
つまりまとめると~
ホスピタリズムの提唱者 = スピッツ
ホスピタリズムの考え方を日本に広めた人 = 堀文次
となります。
なので皆さんも、ぜひこの機会に整理してみてくださいね。
愛着といえばボウルビィ
ホスピタリズムが出てきたので
愛着についても整理しておきましょう。
愛着は子どもの成長にとって欠かせない存在です。
この愛着が奪われる事を母性はく奪(マターナル・デプリベーション)といい
これが原因で子どもがホスピタリズムに陥ると考えられています。
こうした愛着に関する理論を愛着理論といい
愛着理論を提唱した人物こそがボウルビィとなります。
愛着理論とホスピタリズムについては深い関係があるので
こちらも一緒に覚えておきましょう(*’▽’)ノ
エインスワースと安全基地
ボウルビィの愛着理論も出てきたので
ついでに安全基地についてもまとめておきます。
安全基地とは、お母さん(養育者)を安全基地と見立てる事で
赤ちゃんの行動範囲が徐々に広がっていく!
といった考え方の際に使われます。
この安全基地と一緒によく出てくる女性に
エインスワースという心理学者がいますが、
彼女はボウルビィの愛着理論をもとに
愛着の量と質を測ろうとした人物です。
その測定法をストレンジ・シチュエーション法と良います。
この点もぜひ覚えてみてください(*’▽’)ノ