保育試験では、社会的養護というジャンルがありますね。
実はこの社会的養護、以下のような意味合いがあります。
社会的養護 = ①家庭養護 + ②施設養護
つまり①と②を合わせたものを、社会的養護というわけですね。
このことを押さえた上で、家庭的養護について学習していきましょう。
・施設で育った子どもに見られる特徴!
施設で育つ子どもには、
時に以下のような特徴が見られます。
①言語発達の遅れや情緒不安定な傾向
②愛着が不足すると社会的・心理学的な問題を抱えやすい
これらの特徴が施設育ちの子ども達に
多く見られる傾向があるため
我が国は「より家庭的な環境作り」を
重視するようになりました。
その答えとなるのが家庭的養護となります。
・要保護児童の現状
実は現在、日本では約4万6,000人におよぶ要保護児童が
施設で生活をおくっています。
そのため施設をより小規模にして
家庭に近づける動きが見られています。
その理由は先ほど述べたように
施設育ちの子どもには
①言語発達の遅れや情緒不安定な傾向
②愛着が不足すると社会的・心理学的な問題を抱えやすい
といった傾向が見られるためです。
だからこそ、こうした傾向を減らすためにも
家庭養護に近づけた養護が増えているわけです。
それこそが今回学習した『家庭的養護』となります♪