本日の保育の心理学は、ストレンジ・シチュエーション法についての記事となります。
実は以下の動画内で、出題にちょっとした日本語ミスがあったので、今回は訂正記事とさせて頂きます♪
(現在は該当部分、削除しております~No.8~No.9)
ストレンジ・シチュエーション法とは?
ボウルビィの愛着理論をもとに、エインスワースという女性が開発した測定法。
「愛着の量と質を測れる!」ため、この測定法は一躍有名に!
その中身を以下で追っていきましょう♪
ストレンジ・シチュエーション法の手順
この測定法は、ざっくりいうと以下の手順で行います。
①母親と子どもを同じ部屋に入れて遊んでもらう。
②そこに見知らぬ人(ストレンジャー)が入ってくる。
③母親出ていく。残されたのは子どもと見知らぬ人(ストレンジャー)。
④母親戻ってくる。その時の子どもの反応は?
ここで注目すべきが④の工程です。
つまり子どもが見知らぬ人と取り残された③の後、母親との再会で「どうリアクションするのか?」←ココをチェックするのがストレンジ・シチュエーション法の大切な部分となります。
以下はストレンジ・シチュエーション法の動画なので、興味のある人は見て下さい。
(音声は英語ですが、3分程度なので雰囲気だけでも理解できると思います♪)
知っておきたい4つの分類
ストレンジ・シチュエーション法には、以下4つのタイプが挙げられます。
安定型 | 母親の退室時には母親に強い抵抗を示すが、母親が戻ると嬉しそうにする。ある意味で子どもらしい反応が見られ、母親が安全基地として機能している。 |
回避型 | 母親の退室時にも特に関心を持たず、母親との再会時にも喜ばないため、愛着形成が不安定だと推測される。 |
葛藤型(アンビバレント型) | 母親の退室時に強い不安や混乱を示し、母親が戻ってきた際はスキンシップを求める一方で、怒りや攻撃性を示す。母親は安全基地としてあまり機能していない事が推測される。 |
無秩序型 | 母親が戻ってきた際、今まで大人しかったのに突然泣き出したり、顔を背けながら母親に近づいたりと、これまでにない反応を示す。子どもへの虐待や母親の精神疾患などが可能性として挙げられる。 |
訂正箇所とお詫び!
今回作った【保育の心理学・対策動画2回目】において、何がまずかったのか説明します。
問題8と問題9の出題
測定法において、過程③と④の子どもの反応を区別せずに出題していたため、捉え方によっては意味が複数に解釈が出来た。
現在は問題箇所をカットしておりますが、次回の【対策動画3回目】において、もう一度ストレンジ・シチュエーション法を扱ってみたいと思います。
今後も似たような出題ミスがあると思いますので、その際はYouTubeのコメント欄にてこっそり教えて下さい(´▽` )ノ