いきなりですが、皆さんは以下の問題分かりますか?
冷蔵庫に入れると固まる油はズバリどれ?
( 飽和脂肪酸 or 不飽和脂肪酸 )
僕は食と栄養が大の苦手ですが、昨日、ちょっとしたリサーチでこの部分がだいぶ整理できたので、今回は自分なりにまとめてみたいと思います♪
目次
冷蔵庫で固まる油が飽和脂肪酸!
まず先ほどの答えですが、ずばり冷蔵庫で固まる油が飽和脂肪酸です!
ベーコンやロースハム、バターやチーズといった食品は元々固まった状態なので、冷蔵庫に入れると更に固まっちゃいます。
よってこれら全てが飽和脂肪酸となりますね。
では冷蔵庫に入れて固まらない油とは何でしょう?
この答えが不飽和脂肪酸で、以下が代表的な食品です。
ごま油・サラダ油・大豆油・コーン油等
つまり液体の油などが不飽和脂肪酸となります。
確かに液体の油を冷蔵庫に入れても、液体のままですからね。
脂肪酸ってそもそも何?
では続いて、脂肪酸がそもそも何なのか見ていきます!
ずばり脂肪酸とは、脂質を作る成分の1つです。
なのでまずは、脂質が何かを簡単に説明していきます!
脂質とは?
炭素(C)・水素(H)・酸素(O)の3元素から作られるもの
水には溶けない
1gあたり約9kcalのエネルギーを供給する
そんな脂質を作る成分の1つが、正に脂肪酸となります。
脂肪酸の種類について
改めて脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。
それぞれ以下の特徴があります。
飽和脂肪酸
冷蔵庫に入れると固まりやすい油
(常温でも固まりやすい)
ステアリン酸やパルミチン酸
バターやラード、牛脂などが一例
不飽和脂肪酸
冷蔵庫に入れても固まらない油
大体の液体油
さらに分かれる不飽和脂肪酸
さらに不飽和脂肪酸は、炭素の2重結合の数によって、一価と多価に分かれます。
一価不飽和脂肪酸
炭素の2重結合が1つある
多価不飽和脂肪酸
炭素の2重結合が2つ以上ある
主な種類に必須脂肪酸である、α – リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸が挙げられる。
必須脂肪酸は体内で生成できない!
まとめ
以上をまとめて思ったのが、やはり脂肪酸は「覚えるのが大変」という事です‥。
分類が細かく枝分かれするため、ポイントとなる以下の点をしっかり押さえておきましょう。
脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれる!
飽和脂肪酸は冷蔵庫に入れると固まりやすい油(常温で固体の物が多い)!
この点を押さえておくと、少なくとも僕はこの辺の理解が容易となりました。
まだまだ対策が必要ですが、少しずつ慣れていこうと思います♪
確認テスト!
1.〇か✖か?
脂肪とは、炭素(C)・水素(H)・酸素(O)の3元素からなり、水には溶けない。
( )
2.脂肪酸の中の炭素原子が全て水素で飽和していて、二重結合がないのは?
( 飽和脂肪酸 / 不飽和脂肪酸 )
3.a – リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸を合わせて何というか?
( )
4.人の体内で合成できない脂肪酸を何というか?
( )
5.不飽和脂肪酸の内、炭素の2重結合が1つあるのは?
( 一価不飽和脂肪酸 / 多価不飽和脂肪酸 )
確認テスト~答え!
1.〇か✖か?
脂肪とは、炭素(C)・水素(H)・酸素(O)の3元素からなり、水には溶けない。
( 〇 )
2.脂肪酸の中の炭素原子が全て水素で飽和していて、二重結合がないのは?
( 飽和脂肪酸 / 不飽和脂肪酸 )
3.a – リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸を合わせて何というか?
( 必須脂肪酸 )
4.人の体内で合成できない脂肪酸を何というか?
( 必須脂肪酸 )
5.不飽和脂肪酸の内、炭素の2重結合が1つあるのは?
( 一価不飽和脂肪酸 / 多価不飽和脂肪酸 )