皆さんが保育士試験の勉強をスタートさせた時、保育の2柱なんて絶対に知らなかったと思います!
僕自身も「保育の2柱?何それ?」って感じだったのを今でも覚えていますが、今回はそんな保育の2柱に関するお話です。
保育の2柱は養護と教育
ずばり保育の2柱とは、養護と教育です。
この「養護と教育を一体的に行う事が保育!」だと保育所保育指針に書かれています。
なので保育を語る際、まずは養護と教育の2柱を絶対に覚えておきましょう(*’▽’)ノ
養護と教育の中身について
養護と教育は、以下のような構成となっています。
養護 → 生命の保持・情緒の安定
教育 → 環境・健康・言葉・人間関係・表現(5領域)
つまり保育の2柱は養護と教育から成り立っていて、さらに養護と教育は上で示した項目で構成されています。
生命の保持と情緒の安定
まず養護に見られる生命の保持とは、子どもの命を守るという意味です。
そして情緒の安定は、子どもの気持ちや精神状態を安定させるという意味です。
保育指針における養護は、これら2つの項目をベースにねらいと内容が示されています。
環境・健康・言葉・人間関係・表現(5領域)
続いて見ていくのが教育に関する項目です。
教育を行う上で、以下5つの観点に注意してください!という事が書かれています。
①環境
子どもが環境に好奇心や探究心をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養ってください!
②健康
子ども自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養ってください!
③言葉
子どもが自分なりの言葉で表現したり、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育ててください!
④人間関係
子どもの自立心を育て、子どもが人と関わる力を養ってください!
⑤表現
子どもの豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにしてください!
これら5つの項目を5領域と言い、保育における教育を語る上では欠かせない項目となります。
保育指針は恐くない!
以上の点を改めてまとめると、以下の図のようになります。
この保育の2柱と、その中身が分かっていると、保育指針を読む事はそんなに恐くありません。
むしろ保育指針は、保育の2柱をベースに書かれているだけなので、その点を押さえておけば大丈夫です。
では最後に、保育指針で頻繁に出てくるねらいと内容についてご紹介します。
ねらいと内容
ねらいとは
子どもが保育所で安定した生活を送り、充実した活動を行えるようにするための具体的な目標、あるいは身につけてほしい事。
内容とは
ねらいを達成するために、具体的にどんな働きを保育士がしたらよいのかを示したもの。
この点を押さえた上で、ぜひ保育指針を読んでみてくださいね♪