カツカレーうどんを食べて1kg太ったほいくんです♪
さてさて~本日は子どもの保健より障害について学んでいきたいと思います。
例えば皆さん、以下の障害って一度は耳にしたりお目にかかったりした事がありますよね?
自閉症
アスペルガー症候群
学習障害
注意欠陥・多動性障害
ADHD
自閉症スペクトラム
広汎性発達障害
名前が似ていて、しかもごちゃごちゃしているため、障害の特徴やポイントを押さえないとちんぷんかんぷんな分野です。
しかもこれらの障害、名前と特徴が結構似ているため、余計に覚えるのが大変な構図となっています‥。
なので今回、これらの障害を覚える上でのポイントを順にご紹介していきます。
目次
発達障害が大きな軸!
まずこの分野で押さえてもらいたいのが、発達障害という名前です。
この発達障害は上記の障害の総称となるため、学習の上で軸になる部分です。
また発達障害は脳機能の障害をさす事もポイントとなります。
脳機能の障害と考えられる学習障害やADHDの総称が発達障害であることを、まずは押さえてみてください。
ほぼ同じ意味の障害名を覚えよう!
発達障害の中には、意味が同じで呼び方が異なるものがあります。
例えば知的障害は精神発達遅延(MR)という呼び名で知られており、広汎性発達障害は今では自閉症スペクトラムという診断名で呼ばれるようになっています。
つまり以上をまとめると、
知的障害 = 精神発達遅延(MR)
広汎性発達障害 = 自閉症スペクトラム
といった関係がある事になりますね。
こうした枠組みが分かっていないと、障害に関する分野はガチの暗記分野となってしまいます。
仮に参考書を開いても関係性が見えづらいため、上記の内容はしっかり押さえておきましょう。
自閉症スペクトラム障害(ASD)について
では具体的に各障害のポイントを見ていきましょう。
まず押さえたいのが自閉症スペクトラム=広汎性発達障害という点です。
英語の頭文字でASD=PDDと表してもOKです。
さてこの自閉症スペクトラムですが、簡単にいうと「診断されずらい自閉症」という意味です。
というのも自閉症には色んな症状があるため、一概に診断できない!という点が自閉症スペクトラムの由来にもなっています。
ちなみにスペクトラムという言葉は<光のスペクトルを意味するspectrum>から来ています。
下が光のスペクトルの写真です。
この写真を見て、どこからどこまでが黄色なのか、一概に判断できませんよね?
自閉症も同じで、どういった症状があるかは人それぞれ違うため、この診断の難しさからスペクトラムという名前が付いているわけです。
自閉症と高機能自閉症
では自閉症とは何なのか?
文部科学省が以下のように定義しています。
「3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」
続いて似た言葉に高機能自閉症がありますが、違いはいたって簡単です。
・自閉症・・・・・・知的発達の遅れが伴う
・高機能自閉症・・・知的発達の遅れが伴わない
実はほいくん、3歳ごろになってやっと言葉を話すようになった一人であります。
また興味関心が著しく狭かったことから、少なくとも高機能自閉症の可能性は十分にあったかと思います。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD)
ADHDでおなじみの注意欠陥・多動性障害です。
注意欠陥・・・集中力に欠ける
多動性・・・・落ち着きがない
こういった症状が見られるため、言葉の意味がそのまま障害名となっています。
ただしこうした症状は幼い子どもにはごく普通に見受けられるもの。
だからこそ周囲の人に障害だと理解されづらいのがADHDの特徴と言えます。
学習障害(LD)
学習障害は聞く、話す、読む、書く、計算するといった能力に著しい困難を示す障害です。
そのため計算だけが極端に苦手だったり、聞くことが極端に苦手な子は学習障害の可能性が指摘されます。
ちなみに学習障害は中枢神経系の機能障害が原因として考えられるポイントです。
決してその子の育った環境が影響するわけではないので、その点を押さえておきましょう。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群の特徴をほいくんなりに一言でいうと「変わり者」です。
というのもアスペルガーと診断されている友人がいて、その子との付き合いの中で良い意味でも悪い意味でも「変わり者」と思えるからです。
例えばその子、空気が結構読めません(笑)。
僕たちの会話の中では問題ないですが、初対面の人が会話に入ってくると、ちょっとした勘違いをされる傾向にあるわけです。
また他の例では、相手の気持ちが分からない事がしばしば。
「自分だけ良ければ良い!」
そんな気持ちが先だって、周りから誤解を生んでしまう事もよくありました。
でもアスペルガーの人は「どうして周りの人と上手くコミュニケーションが取れないのかな?」と深刻に悩んでいる場合もあります。
なので対応する側としては、相手の特徴をよくつかんだ上で接していくことが大切です。
僕たちが知人に接する際は、「今のはこういう言い方すべきだったよ!」という具合に接しています。
ちなみにアスペルガーは現在、高機能自閉症との区別がほとんどないため、同じ意味合いで使っても問題ありません。
まとめ
今回学んだ内容を簡単に復習します。
まずは上で紹介した障害をまとめて発達障害と言います。
また知的障害のことを精神発達遅延(MR)と言い、広汎性発達障害の事を自閉症スペクトラムと言うのも覚えておきましょう。
そして注意欠陥・多動性障害や学習障害の子どもは、周りから障害だと気づかれない事があります。
さらに高機能自閉症とアスペルガーの違いは現在ではほとんどないため、同じ意味合いで使られることも覚えておきましょう。