保育指針の中で多く出てくる用語に「ねらいと内容」があります。
これら2つは保育指針の第3章で特に出てくる傾向があるため、保育指針を読む際は「ねらいと内容」をしっかり理解した上で読むようにしてください。
保育指針って何?という人は、前回の保育指針の基礎の基礎!を確認頂けたらと思います♪
1.ねらいと内容の意味
保育指針における「ねらいと内容」は、以下の意味があります。
- ねらい ・・・ 具体的な目標のこと
- 内容 ・・・・ ねらいを達成するための項目
例えば皆さんがダイエットをしよう!と決意したとします。
すると多くの人が、具体的な目標を自然と持つのではないのでしょうか?
例:1か月後に5kg体重を落とす!
この具体的な目標こそが、保育指針におけるねらいとなるわけです。
では内容とは何でしょう?
もちろん具体的な目標を達成するための項目となります。
- 毎日必ず運動する
- 間食をしない
- まずは1週間続けてみる
- 痩せていた時の写真を毎日見える場所に貼る など
これら全てはねらいを達成するための項目となるため、内容の数は保育指針でも自然と多くなるのが特徴です。
2.言葉のねらいと内容って?
では実際に、5領域における言葉のねらいと内容を見ていきましょう。
< ねらい >
- 自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
- 人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。
- 日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語などに親しみ、保育士等や友達と心を通わせる。
< 内容 >
- 保育士等の応答的な関わりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。
- 保育士等と一緒にごっこ遊びなどをする中で、言葉のやり取りを楽しむ。
- 保育士等や友達の言葉や話に興味や関心を持ち、親しみを持って聞いたり、
話したりする。 - したこと、見たこと、聞いたこと、味わったこと、感じたこと、考えたこと
を自分なりに言葉で表現する。 - したいこと、してほしいことを言葉で表現したり、分からないことを尋ねた
りする。 などなど
再度確認ですが、ねらいは具体的な目標のことで、内容はそれを達成するための項目という感じです。
保育指針の第3章は長い事で有名なので、興味のある個所から読みあさっていくのも良いかもしれませんね。